鼻の中は運動場のようにひろいです。
外傷で鼻が少し崩れ落ちた方々がいらっしゃって、鼻が崩れ落ちて鼻が詰まると言います。しかし、鼻中隔のわんきょくが伴わないと、多くの場合で鼻のへんけいにたいするなやみで心理的に鼻詰まりを訴える例が多いです。
鼻の側壁は指もようの鼻甲介があります。このような構造はくうきとのせっしょくを多くしようと生じた構造です。鼻は呼吸の通路以外に、吸入されるくうき中のほこりを取ってじょうかしておんどとしつどを合わせる役割をします。この役割は鼻の粘膜で分泌する一日 1リットル位の粘液によって行われます。その他にも音の共鳴としゅうかく作用そして副鼻腔(蓄膿症ができる所)や耳管の排泄腔の役割をします。
指のような構造は三つがありますが、上、中、下鼻甲介です。ところで、前に述べたとおり鼻甲介が大きくなる場合、(肥厚) 鼻孔は一定なので、くうきの流れを阻むようになります。これが肥厚性鼻炎です。鼻中隔わんきょく症がある場合は肥厚性鼻炎が伴い、鼻厚甲介手術まで共に行わないと完全な改善ができません。
蓄膿症や肥厚性鼻炎、鼻中隔わんきょく症を鼻形成の時に共に行うことができるのかとよく聞かれます。上記の疾患がある場合は鼻形成をするついでに共に行うと良いです。
肥厚性鼻炎や鼻中隔わんきょく症の手術は10-20分ほどかかるかんたんな手術です。